感染から発症に時間のかかる性病と迅速な検査の恩恵

性病は性行為を通じて人から人へと伝わっていってしまう感染症であり、多くの病原体が知られています。各々の病原体は必ずしも性行為のみによって伝わるわけではないものの、性行為によって広がっていくことが社会的に見て問題と捉えられることによって性病としての位置づけがなされてきています。初期には梅毒、淋病、軟性下疳、性病性リンパ肉芽種の4つがあげられていましたが、現在ではその数も増えているのが事実です。感染症であることから、感染が起きてから発症するまでに時間がかかることもあり、長い月日を経て発症するために原因となった性行為が特定しにくいということもよくあります。潜伏期間として2日から7日程度の短い時間のものもあれば、数週間から数ヶ月、さらには十年以上といったものもあり、複合感染が起こった際には潜伏期間の長いものを見落としてしまうことも珍しくはありませんでした。そのため、性病が疑われた際には最も疑われる性病の検査を行うというのは基本ではあるものの、それに加えて特に潜伏期間の長い性病については同時に検査を行っておくということが一般的になってきています。性病の感染が徐々に広がってきてしまっていることから検査の需要も高まっており、検査にかかる時間も短くなってきました。主要な検査であれば即日で結果報告を受けられるというサービスを提供することも多くなっており、感染が疑われた場合には速やかに検査結果を手に入れることができるようになっています。潜伏期間の長い性病を発症前に知っておき、場合によっては治療を開始することができれば苦しみも少なくなります。時間のかからない検査が行えるようになった恩恵は大きいのです。